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見てきました。
一人映画は初めてだったけど、気楽でいいね!他にも一人客はいたのでなおさら。
神聖かまってちゃん自体はメジャーデビューしてから知ってファンになりたてなので、ちょうど映画上映してる時に好きになれて良かった!
公式で音源置いてるというのはでかいですね。
映画とても良かったああああ!!!
後半はずっと泣きながら観てた。勢いでパンフも即買い。
そのパンフで監督インタビューにの子さんが映画にあまり登場しない理由が「作り手側のイメージが強くなる」と書いてあって、客のそれぞれのかまってちゃん像を大切にしてて優しいなぁとしみじみ思った。
作り手と受け手のズレを最小限にとどめるよう映画を作ってくれた姿勢に感動した。
以下続きで、勢いで描いた絵+ネタばれ感想
画像クリックで別窓で全体が表示されます。
なまものなので苦手な人注意。似てないです。
***感想***
かまってちゃんの楽曲の使い方が良かった!
女子高生が自転車こいで「あるてぃめっとレイザー!」が流れるシーンが、どうしようもない感情が爆発したようで印象的だったわ。
ライブで「ちりとり」を歌ってる時に、子供がOSを捨てる所で一気に涙出た。
父親がそばにいないからしがみついてた父親の代わりのノートPCから独立して母親と暮らす事を決心=気持ちをちりとった、という演出として受け取りました。
あの子供はこれからも神聖かまってちゃんは鳴り止まないけれど、ipadも家でかじりつく事はあってももう幼稚園に持ち込まないのではなかろうか。かまってちゃんを通して出来た友達と一緒に遊びながら歌うんだろうなぁと思った。
ただの私の勝手な解釈ですが。
女子高生のパートでも、娘に対する期待が分かってもらえない父親が昔の将棋盤を出す所で、娘を理解する方向へちりとれたのではないかと思いました。
要するに何が言いたいかというと、かまってちゃんの歌を登場人物の心理描写として上手く活用してる所が素晴らしいな!と思ったのです。
あっさりしてると言えばそうだけど、終わり方も良かった!!
EDで女子高生兄のドアが開きながら「美ちなる方へ」が流れ出すのが良かった!
映画で出てきたプロデューサーが言うような大衆的な応援ソングなんかに改変しなくても、かまってちゃんの歌は「ぼくは でかけるように」出来る、というメッセージと皮肉になっててじんときた。
本当に人を動かすのは売れる事を目標とした薄っぺらい表向き応援ソングじゃなくて、ただ純粋に作った歌詞とメロディなんだ!という音楽の在り方が迫ってきた。
応援ソング自体が悪いんじゃなくてね。上記の部分も価値観の押しつけにすぎないと感じる人もいるだろうしね。
なんだかんだで神聖かまってちゃんの歌が人々を動かす、というストーリーなのでファン(もしくは何かしら+の印象)じゃなかったらただのマンセーに見えて不愉快に感じる人もいるだろうなぁという映画でした。
かまってちゃん自体と同じく好き嫌いが別れるものだと思います。
個人的には大変楽しめました。
あと最後に一つだけ疑問なのが、マネージャーのツルギさんがプロデューサーに押しつけられたサボテンをぶちまけた時、あのサボテンの根っこって腐ってたのかどうか。
よく見えなかったんだけど、もし腐ってたとしたら「咲かせる!咲かせる!」と連呼してたプロデューサーの理論はそもそも根本から成り立ってなくて腐った考えだった、という皮肉になってて良い演出だなぁ。
興奮しながら書いたので、なかなかうっとうしい文章になった。
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